Fashion Show

Resort 2018 Womenswear

Suspended Ensemble

プラダ財団がミラノのガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレⅡ世にオープンした写真とヴィジュアルアートに特化した新しい展示スペース「Osservatorio」。プラダ2018年リゾートコレクションのファッションショー開催にあたり、OsservatorioにAMOの新しい解釈が加えられました。セットは現実と創造された瞬間との対峙を表しています。

直線的に配置された座席は観客の視線を大きな窓の向こうにあるドームに導きます。反射する柱と半透明な柱に増幅されて、観客の目にはメンゴーニ建築のはっきりとした輪郭が変形したように映ります。午後の太陽に輝く窓に沿って歩くモデルが、ショーの静かな背景をつとめる華麗なアイアンドームと空との間に浮かぶように存在します。

部屋の反対側では、この景色が解体され、拡大されます。壁に沿って切れ目なく続く鏡が景色全体を映し出し、空間を拡大します。ガレリアの曲解した断片とコレクションのはかないディテールが、輝きとパステルカラーに満ちたそれぞれのスクリーンの表面を覆い、広がる光景をセットに溶かし込んで、束の間のアンサンブルを生みだします。

Osservatorio

近日発表されるコレクションを暗示する、ポートレートシリーズ。やわらかく輝くクリスの写真が、次のファッションショーの会場となるプラダ財団のOsservatorioから望む、抽象化された建物の光景と並べられています。

写真:Willy Vanderperre